2011年4月2日土曜日

TMIで1年間過ごして良かったと思った3つのこと


自分は早稲田大学の機械工学科卒という他大学出身であることもあり,
後輩や前の大学の同期からTMIについてどういう専攻なのか.
行ってよかったかよく聞かれる.

それに対して,自分は自信をもって,
「はい」
というと思う.

TMIに入ってから1年があっという間に過ぎた.
前期は俯瞰経営学のグループワークと海外研修の準備で追われ,
大学に慣れてきたと思えばサマーインターシップの選考.
夏休みはインターンシップ,初のi.schoolのワークショップとTMI海外研修.
そして,後期からは技術ロードマッピングや知財マネジメントの授業に加え,
正式に研究室にも配属され,少しずつ修士論文の研究テーマを模索.
そしてi.schoolのワークショップやapplimというコンテストなどの課外活動を行ったりしていた.

本当にあっという間であった.しかし,充実していて.楽しかった.
もともとは,技術経営を勉強してみたいという想いで飛び込んだTMIであったが,
実際は技術経営以上にいろいろなことを経験し,学ぶことができた.

それを1年間経過した現時点でまとめるなら,以下の3点になると思う.
①大変優秀な同期と一緒に夢を語り合えること
②周囲の知識や好奇心に刺激され,以前より格段と視野が広がったこと
③技術が強い日本がなぜ事業で負けるのか,少し俯瞰でき,興味も増したこと

特に①,②については,TMIに来たからこそのことだと思う.

え?普通は勉強なんじゃないか?という意見もあると思う.
私は人生を豊なものするためにはより多くの人と知り合い,
仲良くなることが重要なのではないかと思っている.

人はみないろいろな価値観を持っている.
そういった価値観を知ることこそ,自分の価値観の幅を拡大することができる.

2年間この専攻で一緒に過ごすことになる同期と,
価値観をぶつかり合う仲になれるのは本当に人生の財産になると思っている.

一般的に修士課程に入ると自分の所属する研究室があり,
関わりは研究室の人たち中心になってしまう.
しかし,TMIでは前期期間は一つの部屋で一緒に過ごすことになる.
また,グループワーク→発表の授業が多く,
毎週,夜遅くまで激しい議論をすることに.
さらに,TMI海外研修で全員と一緒に濃密な時間を過ごす.
こういった,やりとりが同期のつながりを強固なものにする.

ぜひ,これからTMIに入る後輩やTMIを考えている後輩には,
お勧めしたい専攻だと1年間在籍して思っている.

とはいいつつも.まだもう1年間残っている.
自分の目的であった,「なぜ日本がいま事業で負けているのか.」
についてまだまだ自分で語れるレベルではないので,
残りの1年間で磨きをかける必要があると感じている.

残りの1年は,前年以上に好奇心を広げ,精一杯学びたいと思う.

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