2010年5月26日水曜日

「コンサルティングの解決プロセス」 第4回イノベーションケーススタディ

今回の課題はコンサルティングにとても近いものだったということだ.
では,どのように近いのか?

◇課題
これからのコミュニケーション産業は何を研究すべきか?
あなたがNTTの社長だったなにを研究せよというか?

このような課題に対してコンサルタントは以下のプロセスをとるという.

consultantprocess

①Analysis
まずPC・インターネット・ユーザや書籍から情報を収集し,分析する.
ここではまだ情報は雲のような状態で,バラバラである.

②Structuring 
分析した雲のような情報を問題を解決するの必要なものに組み立てる.

③Solution
組み立てた情報のうち,今回の問題にもっともクリティカルなもの(的の中心)を選択する.

④Resolution
ここまでの過程で作り上げたものは必ずしも,当事者にとって最適な解というわけではない.
「事件は会議室で起きてるんじゃない.現場で起きてるんだ!
のように,今回作り上げた提案が,当事者の状況にすんなり受け入れられるわけではない.
当事者の状況を踏まえた提案になるように,噛み砕き,再構築する必要がある.

⑤Communication
最後に再構築した提案を,当事者に伝えるコミュニケショーンスキルが必要になる.
いくら提案がよくても,受け入れてもらわなけれな意味仮がない.
そのためには高いコミュニケーション能力も必要だ.

さて,今回の課題も上記のようなプロセスを行うことができるという意味で,
コンサルティングにとても近いものだった.
といいつつも,やってみると難しい….

もちろん,①~⑤まで簡単にできることではない.
しかし,こういったプロセスを班全員が頭に入れておくことで,
より問題解決がスムーズに進むツールになるのではないだろうか.

2010年5月23日日曜日

「俯瞰は準備がきつい」 第2回松島俯瞰経営塾

第2回は会計・経理についてだ.

◇課題
ITの3社のP/L,B/S比較評価を行う.
組み合わせは研究対象5社から.
この選択で見え方も差異が出る.
また、同じ組み合わせでも,
情報収集と分析,そして編集力の差で,差異が出る.

毎回課題を一週間の期間で,
15分の発表ができる状態に仕上げなくてはならない.
今回は前回の授業が変則的に日曜に行われたため,
たった5日間の期間しかなかった.

というわけで,
前日は全班が大学で徹夜してる異様な風景に….
朝まで煌々と光る2号館9階

先輩方が言っていた俯瞰経営学のきつさというのが
少しわかった気がする.
今後もこの厳しさ続くみたい…次回はマーケティング.

「経営者の経歴は自分のキャリアの参考にせよ」 第1回俯瞰経営学②

今年度の研究対象はIT企業5つ
IBM,Microsoft,Google,Apple,富士通
そして,5つの班に分かれ,
各班が一つの企業を振り分けられ前期授業かけて研究していく.

僕たちの班はIBMを担当することになった.
その最初の課題が以下である.

◇課題
IT企業の1社を選び,
其の企業のHPおよび関連情報(WEB,新聞記事、雑誌記事、書籍・・)より下記を確認する.

1.企業価値
価値観は企業の魂である。ex 人類への貢献を通じ利益を得る.

2.企業目的
企業の存続理由 ex 世界中の生活水準を高める.

3.目指すべき未来。ex ここで働きたいという企業になる.

4.経営者(CEO以下役員)の経歴

上記を当該企業のアナリストとして投資家に説明する.
このなかで,今回の課題で一番重要だったのが

4.経営者(CEO以下役員)の経歴

企業の役員の経歴について調査すること.
これには大切な意味がある.
「自分たちの今後のキャリアに参考にできる」
ということだ.

僕たちの調査したIBMの役員は,
多くがアジアに勤務していた経歴をもつ.
それより,IBMが今後アジア市場の成長を視野に入れた戦略をもっており,
そのために今後のキャリアのためにアジアで経験をつませていたことがわかる.

・そのほかメモ
① 質問・回答は簡潔にすること.
② 人間は質問があると,はじめて考える.
③ 最初と最後のフレーズは決めておくとよい.