2011年9月25日日曜日

舞台を香港・深圳・広州に移し,再びTMI海外研修へ.


本来このサイトはブログなはずなのに,
i.schoolのワークショップの記事しか書いていないという事実(笑)

第3回のワークショップの紹介を続けるのでもいいのだが,
せっかく「ブログ」なので難しく考えず,
もう少し普段に毎日を書くブログに戻りたいと思う.
第3回のワークショップの紹介は必ずまた後日アップします.

というより明日からいよいよ私の専攻(TMI)の海外研修なのだ.
明日といいつつも時間的にはもうすでに出発は今日であり,
あと3時間あとの朝4時に出発しなくてはならない.

せっかくなので出発する前にブログに少し思っていることを書こうと思う.

TMIの海外研修は本来修士課程1年生だけが参加するものであり,
去年の私の代は上海万博が開催された.行き先は「北京・上海」.

すでに去年海外研修に行っている私ではあるが,
今年は引率TAを引き受けさせていただくことになり,
再びこの海外研修に参加することになった.

今年の行き先はズバリ!「香港・深圳・広州」!!!
そして,今年は後輩である一年生が非常に粘り強く頑張ったのもあり,
視察する企業・講演していただく数は10となり,
5つだった去年より大幅にパワーアップした.

いまもう一度去年の海外研修を振り返ってみると,
そこでは大きく印象に残ったことが2つある.

一つは視察した2つの中国系大手IT企業が,
すでに中国国内だけでなく世界を視野に入れながら貪欲に成長をする,
活気に満ちあふれていたということ.
そして本当に世界の流れを変えるかもしれないエネルギーが
いままさにここで生まれていると感じたことだ.

中国が工場からマーケットになりつつあることは行く前からわかっていたが,
国内マーケットに収まらず国内マーケットの大きさを活かした
世界のマーケットへ逆輸出を視野に入れていることには衝撃を受けた.

もう一つが日系企業の中国におけるビジネスの光と影についてだ.
もはや日系企業にとって中国進出は戦略上避けられない道になっている.
しかし,そこには競合企業による従業員の引き抜きが多く存在すると同時に,
毎年の人経費の上昇には経営陣も頭を大きく悩まされていた.
また,ただ日本で研究開発した製品を売るのではなく,
中国で実際に研究開発した製品が今後さらに重要性を増し,
それをいかに情報流出という問題を解決しながら取り組むのが課題であった.
ただ中国にも工場を作る必要があるぐらいしか思い浮かんでいなかった私には,
上記のような様々な課題があることにはまた大きな衝撃を受けた.

ただ,いま振り返ると自分の考察の浅さに反省している.
ぜひ今年は去年の反省をしっかり活かして,
行ったからこそ感じた現状やそれに対する自分の考察をしたいと思う.

特に今回は日系と中国系の自動車メーカーを両方とも視察する機会もあることに加え,
現地で活躍するその他の日系企業や日本人と接する機会が豊富にある.
また同時に現地の学生とも対話する機会もある.

これらの機会を最大限に活かし,各国の企業の経営環境の現状に加え,
中国の南に位置する香港・深圳・広州ではどのような発展が起きているのか.
しっかりこの目で見て,肌で感じてきたいと思う.

また帰ってきたら体験したことや感じたことをまとめたいと思う.

では,いってきます!


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