2011年5月1日日曜日

第1回 i.school ワークショップ「日本の農業の未来」概要・動画の紹介



4月27日〜30日まで今年一発目のワークショップ
第1回i.schoolワークショップ「日本の農業の未来」に参加してきた.

今回の第1回は3泊4日の合宿形式であり,実施場所も都会から離れた山梨県!
大学内の教室ではなく,富士山がすばらしく良く見える素敵な場所だった.

i.schoolのワークショップでは,毎回全く異なった思考法を
レクチャーしてくれるファシリテーターがいる.

今回は政府,大手企業への未来コンサルティングを多数手がけている
博報堂イノベーション・ラボのメンバーが未来洞察フレームワークを紹介する.
非線形の未来を洞察する手法・スキャニングを活用して,
4日間で日本の農業の未来(10年後)のシナリオを考えるワークショップ.

さて,そのワークショップを紹介するにあたって,
より多くの方にワークショップの流れ,そして雰囲気を知ってもらいたい!
そんな思いで勢い余って紹介動画を初めて作成してみた.こちらがその動画.



動画はワークショップの流れと同じ流れで構成されてる.
以下にその流れの説明の概要をざっと書く.
それぞれについて学んだことは,個別の記事で今後紹介する予定.

1日目
・DAY 1 UNDERSTANDING "FIELDWORK SALADBOWL"
現場の理解を深めるため「農業生産法人サラダボウル」の農場で,
サラダボウル代表からのレクチャー,従業員(農家)との対話,
そして農場の倉庫とグリーンハウスでのフィールドワークを行った.

・DAY 1 COMMUNICATION "SELF-INTRODUCTION"
参加者全員の自己紹介と記念すべき第1回の幕開けを祝う懇親会.

2日目
・DAY 2 UNDERSTANDING "LECTURE SALADBOWL"
初日に引き続き,教室でサラダボウル代表からの特別レクチャー.
日本の農業の最前線について,そして日本の農業の今後の変化についての話しを受けた.

・DAY 2 FUTURE INSIGHT FRAMEWORK "FUTURE ISSUE"
ファシリテーターに博報堂イノベーション・ラボを迎え,
今回のワークショップで学ぶ思考法「未来洞察フレームワーク」がはじまる.
未来洞察フレームワークは主に3つのステップからなる.
①演繹的思考で考える「未来イシュー」
②スキャニングから得た「社会変化仮説」
③「①」×「②」からのアイディアの強制発想を行う「インパクト・ダイナミクス」
まずは,フィールドワークとサラダボウルの代表からの話しを踏まえて,
演繹的思考で「未来イシュー」について考えることになる.

3日目
・DAY 3 FUTURE INSIGHT FRAMEWORK "SCANNING"
自分の直感を頼りに180個におよぶスキャニングマテリアル(ミニ記事)の中から,
社会変化仮説を考えるもととなるミニ記事を選択する未来洞察フレームワーク「スキャニング」.
そしてそのミニ記事から「2020年の未来社会・生活者」がどうなっているのか.
社会変化仮説を作成する.

・DAY 3 FUTURE INSIGHT FRAMEWORK "IMPACT DYNAMICS"
フィールドワークからの演繹的思考で導出した「未来イシュー」
スキャニングから得た「社会変化仮説」
この2つを掛け合わせて「未来イシュー」×「社会変化仮説」
アイディアの強制発想するのが,インパクト・ダイナミクスだ.

4日目(最終日)
・DAY 4 CREATIVITY "GROWING THE IDEA"
インパクト・ダイナミクスで強制発想したアイディアを選別し,
最終発表であるプレゼンに向けて準備をする.
発表形式はパワーポイントなどのプレゼンソフトは使用禁止であり,
スキットという演技と模造紙を使用する形式をとることから,
プレゼンに使用する小道具の準備をこの時間に行った.

・DAY 4 REALIZING "SKIT PRESENTATION"
最終発表.開催場所は屋内でなく,青空の下の野外の富士山を目の前とした.
全チームにスキットという演技を入れる形式で発表が行われた.

・DAY 4 WRAP-UP "WORK SHOP REVIEW"
今年から最後のワークショップの振り返りが行われることになった.
全チームは今回学んだこと,発見したことを全員とこの時間で共有する.


<おまけ>
・動画の裏話①
今回動画を作成するにあたって,音楽には一工夫を入れていたりする.
参加者がワークショップのその時間にどういった気持ちでいるのか.
それを音楽で表すことにチャレンジした.そうした見方をするとまた面白いかも?!

最初の曲のキーワード:ワクワク!はじまり!
これからの4日間に参加者はみんなはワクワク!
そして初めての日本の農業のフィールドワークに対する好奇心いっぱいの気持ち.
さぁワークッショプのはじまりだ!

2つ目の曲のキーワード:不思議な気持ち→モヤモヤ感→少し見えてくる光
初めてのスキャニング.そして,インパクトダイナミクス.
おそらく多くの参加者は不思議な気持ちで取り組んだのではないだろうか.
そしてアイディアを考えているときの,なかなかいいアイディアが出ないモヤモヤ感.
でもチームでやり合っているうちに,少し見えてくる光.

3つ目の曲のキーワード:集大成,青空,そして次回へ
ついに最終発表!その舞台は青空の下.目の前に富士山.
自分たちが一生懸命練り上げたアイディアをみんなにスキットでぶつける.
最後の振り返りを行い,次回のワークショップへ.

・動画の裏話②
最後に出てくる桜の写真は,自分が3日目の早朝(5時前)にこっそり撮影しにいってました.
そして今回のWSで撮影した写真の数は約700枚にも及んでいた...
でも自分が写っていた写真はそのうちの7,8枚しかなかったのはここだけの話し(笑)

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