2011年4月23日土曜日

「イノベーションは一人では起こせない」 東京大学i.schoolコアメンバーになった理由


決まったのは少し前のことになるが,
今年度(2011年)の東京大学i.schoolコアメンバー(通年生)に決まった.

通年生とは,正規履修生みたいなもので(ただし,単位はもらえない)
第1回,第2回,第7回ワークショップへの参加を必須となっており,
第3回〜第6回ワークショップは,個別審査なく,優先的に参加権を与えられる.

そして1年間を通してi.schoolのワークショップに継続的に参加することで,
i.schoolが目指す「イノベーションを創りだせる人材」をしっかり育成しようということだ.

去年度からi.schoolとの関わりを多くもっていた私だが,
実は去年度はi.schoolの通年生ではなかった.
正規ワークショップにも,夏休みに開催された1つにしか参加できなかった.

一方でi.schoolから外部活動として,
・京都造形芸術大学合同ワークショップ ”Digital Survival”,
・KAIST合同ワークショップ ”Young CT2011”
・復旦大学合同ワークショップ ” 震災のためのデザイン”
に参加させていただいた.

海外の学生とのやりとりを中心に,多くのことを経験し学ばせていただいた.
一方で,i.school主催のワークショップにはあまり参加できなかったために,
”i.schoolらしさ”を十分に身につけられていない自分に悩みを抱えていた.

本当にこれでいいのだろうか.去年度が終わったとき私には,
「i.schoolで学んだことをもっと自分から発信できるようになりたい.」
という想いが強くなっていた.

それは多くの人たちとやりとりをしていて感じたのが,
「イノベーションは一人では起こせない」
ということだったからだ.

イノベーションを起こすには,
周囲の人にもそのイノベーションを起こさせたいと思ってもらう必要があると思う.
でも必ずしも周囲はそういった思考を持っているは限らない.

ということは,周囲の人にもイノベーションを創り出せる人材になってもらう必要がある.
つまり,i.schoolが行っている教育をその場で実践できる必要があるということだ.

そのためには,
「どのようにしてイノベーションを創りだせる人材を育成するのか」
に対する自分なりの回答を見つける必要があると痛感した.

去年度はなにもかもが斬新だったため,どちらかというと受け身が多かった自分だと思う.
しかし,今年度は積極的にi.schoolに身を投じ,自分なりの答えを身につけたいと思う.

だからこそ今年は卒業までの最後の一年間を,
ぜひi.schoolの通年生として活動したいと思った.


最後に今年度予定されているワークショップを以下に紹介する.
i.school公式ホームページより

>>>2011年度年間プログラム(※日程・内容は、予告なく変更する場合があります。)
●第1回ワークショップ―日本の農業の未来 | 東京大学 山中寮
2011年4月27日~30日
ファシリテーター : 博報堂イノベーション・ラボ
●第2回ワークショップ―未来のゲーム | 東京大学 本郷キャンパス内
2011年5月2週~7月3週(全10回)
ファシリテーター : 田村大(東京大学i.school)他
●第3回ワークショップ―高齢者の外出を支援する | KAIST(韓国)
2011年7月25日(月)~29日(金)
ファシリテーター : Youn-Kyung Lim(KAIST)、横田幸信
●第4回ワークショップ―未来の店舗をつくる | 東京大学 本郷キャンパス内
2011年8月2週(予定)
ファシリテーター : Aalto University(フィンランド)
●第5回ワークショップ―テーマ未定 | 東京大学 本郷キャンパス内
2011年 8月4週(予定)
ファシリテーター : Ziba(米・Portland)
●第6回ワークショップ―テーマ未定 | 東京大学 本郷キャンパス内
2011年 9月2週(予定)
ファシリテーター : Innovation Design Engineering, Royal College of Art(英国)
●第7回ワークショップ―サービスイノベーションの実践 | 東京大学 本郷キャンパス内
2011年 11月1週~12月3週(全7回)
ファシリテーター : 堀井秀之(東京大学i.school)他

どのワークショップも非常に興味深いテーマに加え,豪華な講師を迎える.
大変な魅力的なものばかりだ.目指すは全ワークショップの参加!


「どのようにしてイノベーションを創りだせる人材を育成するのか」の自分なりの答えをみつけ,
「i.schoolで学んだことを自分から発信できるよになる」

それが自分の目標だ.

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