「アイディアは降ってくるもの.
だから無理やり出してもいいアイディアなんかでない」
「これによってアイデアを出す事が目的になって,
薄っぺらなアイデアが多量産されてしまい思考停止に陥ってしまうのではないか.
そもそも強制発散に使っている,このポストイットがもったいない!」これは,つい最近のi.schoolのワークショップであったやりとりだ.
i.schoolでは,
「ポストイットに思い浮かぶものをとにかく全て書く強制発散」をよく行う.
そして強制発散して出したポストイットをみんなで見れるようにして,
グルーピングしたり,みんなであーだこーだいっていいアイディアを創造する.
いままで私が参加していたチームでは,
みなひたすらポストイットに一生懸命書きまくるという人が多かった.
しかし,今回は逆に全くポストイットに書かないという人がチームにいた.
自分が15枚書いているところで,彼は1枚か2枚だった.
彼にその理由を問いたところ,
上記の「いいアイディアは降ってくるもの」という説明を受けた.
これは自分にとって非常に興味深いことだった.
たしかに無理矢理アイディアを出させる強制発散をしたところで,
果たしていいアイディアはでるのだろうか.そんな疑問が出てもおかしくない.
そんな疑問に対して,i.schoolディレクターの方からあるアドバイスをいただいた.
①目一杯強制発散する.(ポストイットに書くなど)
②そしてその後モヤモヤを頭の隅に置いて1人で思考を巡らす
「いいアイディアというものは,幅の広さと量から誕生することが多い.
だからこそアイディアを生むために,発散は必要条件であり,
この準備こそよい直観を呼び覚ます.」
普段からこういった発散を頭の中でやっている人は,
わざわざポストイットを使った強制発散は必要ないのかもしれない.
彼はこのタイプに当てはまるから,アイディアが降ってくるのかもしれない.
しかし,普段から強制発散をやっていない人やできていない人,
そして彼みたいにアイディアが降ってくるかもしれない人も,
そのアイディアが降ってくる確率をあげるためにぜひ
①目一杯強制発散する.(ポストイットに書くなど)
②そしてその後モヤモヤを頭の隅に置いて1人で思考を巡らす
ことをやってもらいたい.
「いいアイディアを生むためには,幅の広さと量を出す発散が必要条件なのだ」
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