しかし,いままでの日本のプロセスイノベーションは限界に達した.
必要なのはプロダクト(サービス)イノベーションだが,
技術からだけの発想でいいのかという疑問を持つようにもなった.
でも技術から以外で,いったいそれをどのように実現,思考すればいいのか?
いま私はその答えが,
東京大学i.school
にあると感じている.
去年の4月私は初めてi.schoolというものをシンポジウムに参加することで知った.
初めて聞く「デザイン」の考え.そのときはなんとなく重要そうに感じていた.
しかし,いまいちピンとこなかった.
それから時間がうまく作れず9月になり初めてワークショップに参加した.
そのワークショップは第5回「製造業の未来」.
学部時代で機械工学科を学び,
そして大学院からは技術経営の勉強をしていた私にとって,
i.schoolでのワークショップでの経験は斬新的だった.
教育の面では,初めてデザイン思考プロセスに触れ,
デザインに対する考えが180°変わった.
正直それまでデザインとは芸大や工業デザインの人だけの分野と思っていた.
ちがった.
さらに,環境の面でi.schoolは東大の中でも特殊だと感じた.
滅多に指導を受けることができない先生から直接指導していただける.
そしてその先生の生徒に対する真剣さは驚くほどのもの.
参加している学生も東大の中でも非常に意識が高く,
先生の真剣な指導に応えようと学生も熱心にワークショップに取り組んでいた.
この環境から多くの刺激を受けた.
「世の中を変えていくには,
いままで学んでいた「技術革新“Technology Break Through”」だけでなく,
「意味の創造“Creation of Meaning”」も学ぶことが重要」
i.schoolこそ,いま自分に必要なプロダクト(サービス)イノベーションの発想法を
学ぶことできる場であると感じた.
そこからi.schoolに興味をもつようになった.
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